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写真入り文集を作ろう!事前準備編

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実際に文集作りに取り掛かる前に必要な、準備のお話です。

さぁ作ろう!文集のページと、コメントページと、3年間の思い出のページと…という中身作りの前に

仕様の決定と印刷会社の選定をおすすめします。

予算が決まっているものなので、やりたいことをすべてやるのは難しいです。

中身を決めてから「それを予算内でやってくれる印刷会社」を探すのは大変。

なので「予算内でどんな本を作れるか」を先に確定しましょう。

ページ数を出す

一番最初にやる作業です。

まずページの総数を計算します。

(例)

・表紙裏表紙4P
・園児文集50P
・先生の言葉8P
・園児個人写真見開き×2クラス=4P(C)
・思い出写真見開き×季節=8P(C)

カラーの予定のページはCなど目印をつけましょう。

絶対に作らなくてはいけないページ数がざっくり出たら、おおまかな見積もりを出します。ホームページの自動見積もりがある業者を探し、いくつか見積もりを出しましょう。紙の種類や色は適当で構いません。

最低ページ数の見積もりが出たら、予算の範囲内でカラーページ数を増やしたり、表紙の紙を変えたりといったアレンジを計算します。

(例)
・自由カラーページ8P追加
・表紙箔押し

予算よりやや少なめに見積もります。ページを削りたくなることはまずありませんが、増やしたくなることが多いからです。

台割を作る

自由帳でもなんでもいいので、実際に作る卒園文集のミニ版のようなものを作ります。

1P目はなんのページか、2Pは、3Pは…とすべて書きこんでいきます。このミニ本は最後の最後まで使えるので、しっかり作りましょう。

動かせない見開きの場所から決めていくとやりやすいです。私はA4のOA用紙を切ってページを書き込みながらいろいろ入れ替え、ホチキスでとじた後も何度も書き直しました。

最終的にはこんな形にして、背表紙側をホチキスでとじます。

実際の原稿を受け取ったり、仕上がったりしたらチェックをつけていくのにも役立ちます。

気を付けるポイントはカラーページの配置です。

カラーはページの前部分か後ろ部分にまとめられることが多いです。また用紙の関係上、カラーページの裏はカラーであることが基本。モノクロページの途中にカラーを差し込めるかは印刷会社に確認しましょう。(別料金の場合もあります)

台割ができたら、本見積もりを取っておくといいでしょう。ここで紙の種類を決めます。資料請求と一緒に、紙見本や色見本を送ってくれる印刷会社もあるので、上手に利用しましょう。

印刷会社の選び方

初めて冊子を作る人は、どこに頼んだらいいかを選ぶのも一苦労だと思います。

依頼先のおすすめは、どの程度知識があるのか、動けるのか、パソコンが使えるのかという点でかなり変わってきます。

デザインも自信がないしとにかく失敗したくないなら、アルバム特化の印刷会社

卒園アルバム作成サービス「卒園アルバム.com」

学生向けお手軽卒業アルバム制作サービス「夢ふぉと」

自分ですべて作るのよりは割高になりますが、卒園・卒業アルバムづくりに特化した印刷会社を利用する方法があります。

画像編集もできる専用の製作ソフトは、リモートでメンバーと共有したり、ページを分担できる便利機能つき。(サイトに体験版あり)

サンプルアルバム無料やタイムカプセル付きといったサービスもあり、「自分たちがどこまでできるか」によって細かくコースを選べるのも強みです。

また、基本アルバム制作は初めてという方がほとんどなので、サポート体制もしっかりしているのも安心な点ですね。

パソコンが得意でデータ入稿できるなら、大手の印刷会社が安い

プリントパック

大手の印刷会社はスピーディーでコストも抑えられるのですが、繁忙期は急な対応が難しかったりという可能性があります。

いろいろ聞きながらじゃないと不安、丁寧にやり取りしてほしい、という場合は、サポートが手厚い印刷会社もおすすめ。

冊子印刷のオリンピア(実際に私が依頼した印刷会社です)

小部数やカラーの差し込み、やれるかわからないけれどこんなことは?など、担当の方がついてくれるので聞きやすいです。

まったく何もわからない、紙?断ち切り?なにそれ?という、何を聞いたらいいのかわからないくらいの場合は、実際に足を運べる地元の印刷会社がおすすめです。

約束をして直接伺い、こういうものを作りたいと説明できるので話が早いです。紙見本や色見本も実際に見られる場合もあります。

原稿の直接入稿もできますし、修正の返却、再持ち込みもスムーズです。まずは見積もりを出してもらって、直接打ち合わせさせてもらえるか確認しましょう。

実際うちの幼稚園も、数年前までは地元の印刷会社を利用していました。

モノクロもカラーも園のコピー機で人数分刷り、綴じる製本作業だけを印刷会社に依頼する形です。持ち込みができると、こういうケースもやりやすい場合があります。

どちらにしても、資料請求は必ずしておきましょう。

印刷会社に確認すること

自分たちが考えた本が予算内で作れるかどうかを聞くのは当然ですが、そのほかにも確認しておくことがあります。

入稿締切日

〇月×日着で本を受け取るのには、最低この日までに完成原稿を渡さないといけませんよ、という日。

完成原稿=修正がすべて終わってOKが出ている原稿のことなので注意。

初めての原稿にはトラブルや修正がつきものです。自信がなければ、10日以上前には1回目の入稿をしたいところです。

仕様変更はいつまで可能か

作っているうちに、やっぱりカラーページを増やしたい、紙を変えたい、ハードカバーにしたい、など変更が出る場合があります。

大抵の仕様変更は、入稿確定前なら対応してもらえます。

ただし、表紙のモノクロ・カラー変更や、箔押しといった加工は時間がかかる場合があり、ギリギリに仕様変更すると納期がずれることがあるので気をつけましょう。

見本は出してもらえるか

実際に製本する前に、どうプリントされるかの試し刷りをしてもらえるサービスがあります。

とくにデータ入稿した場合、画面で見るのと印刷されたものはかなり印象が違うことも。

有料でやってもらえる場合や、1回目は無料などいろいろなパターンがあるので聞いておくといいでしょう。

この辺までが準備です。

普通の冊子なら、原稿が完璧で混んでなければ1週間くらいで仕上がることがほとんどです。

ですが3月頃は混むことが多く、予約を入れておくのが確実。予約さえ取っておけば、ここがわからない、こういうふうにしたいときはどうすればいいかといった質問もしやすくなります。

予約ができるのか、何ヶ月前から予約できるかは印刷会社によって異なるので、あわせて調べておきましょう。



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