フリーライティング ボーダーコリー

ボーダーコリー4歳の記録

こんにちは、アシタマゴです。最近はめっきり更新が少なくなりました。
なぜなら、ツナ氏との生活サイクルが安定してきたからです。

ケージから始まり、ハーネス、リード、歯磨きやノーズワークなど、日常のツナ氏ライフは今までの記事にまとめてあります。
4歳になった現在も変わらず愛用し、続けて使用していますので、ぜひそちらを参考にしていただければと思います。
もちろん、気づきや発見があれば追記しているので、更新日もチェックしてみてください。

今回は、4歳になったツナ氏がどんな生活をしているのか?どんなサイクルで落ち着いたのか?ということをまとめました。
ボーダーコリーっていくつになったら落ち着くの?あの問題行動はどうなった?と疑問をお持ちの方の一助になれば幸いです。

この記事はあくまでツナ氏の例で、ボーダーコリーすべてに当てはまるものではありません。
   ボーダーコリーはエネルギーが大きい傾向があり、飼い主さんが対応しきれずに飼育放棄される例も珍しくない犬種です。
   こういったケースもあるんだな、という観点で読んでいただくようお願いいたします。

以前に比べれば落ち着いてきた

落ち着いたか、と聞かれたら、『落ち着いてきた』とは感じています。

ダメと言われていることは(見てる前では)やらない、勝手のわかっている場所ではチャカチャカしない、といった点でしょうか。
一日を通して、リラックスして寝ている時間が増えたと思います。2歳頃は、フリーで休む時も部屋の中ではくつろげず、クレートの中に入ったり、外を見張ったり、物音や家族の挙動に敏感でした。

また、いろいろなことに対して我慢ができるようになりました。指の間のチェックや尻周りのブラシなど、以前はすぐに口でパシィ!と怒ってきたことも、鼻先をムキムキさせながらも「はよおわれ」と待っていてくれたりします。

そういったところも含め、現在のツナ氏の様子をざっとまとめてみました。

ツナ氏、4歳の紹介

散歩:人があまりいない道を、早朝と深夜に1時間ずつ。もっと行きたそうならさらに長くなる。突然のダッシュがあるのでダブルリード必須。
ダブルリードについてはこちら。

ドッグラン:山の上の方にある貸切状態のところへ週1~2回。1時間ほど。好きだけれどすぐ疲れてすぐ帰りたがる。行かないとそれなりにストレス。

ご飯:朝と夕方にカリカリをノーズワークマットで食べる。夜に冷凍コング2個。いつも無い3個目を期待している。
ノーズワークとコングについてはこちら。

おやつ:基本タラとイワシ。たまにチーズと牛皮せんべい。
消化に優しいおすすめおやつ、タラについてはこちら。

歯磨き:歯磨き水と歯ブラシ、歯磨きシート。歯ブラシは両方奥歯までシャカシャカできるようになりました。(内側はダメ)
歯ブラシの特訓についてはこちら。

耳掃除:耳掃除シート。とても嫌な顔をするうえ、耳を全力で塞ぐ。お鼻ムキムキ。

爪切り:お店でカットしてもらっているので、家で切ることは稀。家でもできるけれどとても嫌な顔をする。

シャンプー:お店で月1回。お店に入るときは全力で拒否するが、お姉さんにリードを渡すとルンルンで奥に行く。なんやねん。家でもできないことはないけれど、ダブルコートで毛量が多いので乾かすのが大変。

ドライヤー:吠えはしないけど好ましくないオーラを出す。逃げ場がないとあっさり観念する。かければそれなりに気持ちよさそうな顔をする。

掃除機:ダメムリこわい。吠え&アタックの攻撃対象。基本のお掃除はクイックルワイパーとホウキとチリトリで。ドッグランやシャンプーなど、留守のタイミングで掃除機をかけています。

人に対しての吠え:ある。怒る・唸るというよりは、好きすぎて構ってほしくての吠え。壁越し、リード付きなど行動に制限があると強く出る。近くに来てもらうと収まることがほとんど。寄られると嬉しさにキョドキョドしたあとにお腹を出す。知ってる人は寄ってきてくれるのがわかっているのか吠えない。(吠えないだけで突進、飛びつきはする)。小さい子には吠えも突進もせず、ソワソワしちゃう。

犬に対しての吠え:ある。大型小型関係なく、構う子には構うという感じ。唸ったり耳を絞ったりはしていないが、好意か威嚇かは不明。リードやフェンス越しだとかなり強く出る。

車、自転車に対して:高確率で飛び出し追いする。お座りをしてマテをかければ耐えられることもあるが、散歩中に完全に気にしないというのは難しい。

破壊行動:ナシ。雨が続いたりして散歩ができないと、部屋遊びの要求は増える。ロープのひっぱりっこが好き。たまに興奮ダッシュする(ハウスコマンドで対応)

だいたいこんなところです。こんなポイントが知りたい!というのがあれば、コメントやメールで教えてください。

「問題」と言われるものとの向き合い方

いわゆる『問題行動』といわれるポイントもまだまだあります。が、暮らしていくうえで困ってしまう、という部分については、ある程度折り合いがついたとしています。
「困ったな…」のままではなく、「まぁでも、こうすればどうにかなるね」という状態です。

対処方法としては

・外出時、問題が起きる場所に近づかない、近づかせない
・室内で問題が起きた、起きそうな場合は、ケージやクレートに入ってもらう

の2つを徹底しています。

そのため、散歩は人通りがほぼない早朝(3~4時頃)と夜。ド田舎なので19時を過ぎるとほぼ人通りはなく、夜の散歩は助かっています。早朝は鹿など野生動物がガサついていることもあり、突然の引っ張りには気を払います。
ドッグランは山の上にある貸切状態の場所に行っています。よくSAなどにあるドッグランだと、網越しに人にも犬にも吠えることがあるので利用は厳しいです。広いドッグランも、大型犬と小型犬が網で仕切られているようなところは、網越しに吠えて迷惑をかけてしまうことが多く、難しいです。

家では来客時など、チャイムが鳴ったらすぐにケージへ。エアコンの設置工事など業者さんが入る場合は、前もってサロンに預かってもらうか、ドッグランへお出かけしてもらいます。
食べ物や飲み物をこぼしてしまった時も、庭に猫が侵入した時もケージ。ツナ氏もケージやクレートに入ることで落ち着くことも多く、よく使う方法です。

「犬をコントロールできていない」「何も解決していない」と評する方もいらっしゃると思いますが、今の時点では、ベストではないかもしれませんが、ベターな生活だと思っています。
この先、慣れたり平気になったりするものもあるでしょう。どうやっても無理というものもあると思います。人間でも「大丈夫と言われても無理なものは無理」というものはあります。過度に期待をかけず、お互いうまく過ごせる方法をこれからも探していきます。

アクティビティに関して

ボーダーコリーといえば、フライングディスクやアジリティなどで名の上がる犬種です。
ツナ氏はというと、どちらもやっていないので、できません。気が向いたらディスクを2~3回キャッチするかな…という程度で、ドッグランに行っても30分くらいで帰りたいオーラを出します。
言うことをキビキビと聞く感じではなく、ゆるく一緒に過ごしている感じです。だから余計落ち着いているのではないかと思います。病院でも「ボーダーコリーにしてはめちゃめちゃおとなしい」と毎回言われます。
アスリート系ボーダーコリーはそもそもの体力や集中力が桁違いですので、そういったアクティビティをしている場合は普段の過ごし方も変わってくるのではないでしょうか。
とはいえ、朝晩1時間ずつの散歩は必須レベル。あくまで「ボーダーコリーとしては」という評判です。

おとなしい、とは

先ほども書いた通り、「ボーダーコリーなのに!?」と言われるほど、ツナ氏は「おとなしい」と表現されることが多くあります。
アクションも柔らかく、体力も控えめで、動画やSNSで見るボーダーコリーに比べると、確かにおとなしいとも感じます。
ただ、そういったアクティブなボーダーコリーのように、指示をサッと聞いてかっこいいトリックを連発したり、高くジャンプしてディスクをキャッチしたり、飼い主さんにジャンピング抱っこをねだったり、ということもありません。
つまりおとなしい分、いわゆる「ボーダーらしさ」も薄まっています。

どこまで体力をつけさせるかを考える

ツナ氏はひざの関節が緩いこともあり、私たちは彼に「アクティブさ」を強く求めていません。なので、休日の過ごし方もゆるめ、平日も同様にゆるめです。
ですが「週末は一緒にディスクとかでいっぱい遊びたい!」という方なら、当然愛犬に求める体力も増え、平日もそれを消化する必要があります。

これは私の体感になりますが、彼らも人間のように、頑張れば頑張るほど体力はついてくるのだと思います。
まだパピーの頃、エネルギーがすごかったので、散歩が足りないのか…?と頑張ってしまったことがあります。

詳しくは上記にまとめてありますが、人間が勝手に頑張りすぎ、逆に落ち着かなくなるという事態に陥りました。
これとは若干違うかもしれませんが、ヘトヘトまで歩けば、当然体力の限界値も増えていくというもの。
こちらの都合でいたずらに体力を増やしてしまわないよう、ノーズワークや室内遊びなどを絡めて「満足できる一日づくり」を心掛けるようにしています。

息子ともよく遊んでくれる

もともと、息子(お迎え当時小学4年生)と過ごしてくれる兄弟のような存在とし迎えさせてもらったのもありますが、とても仲良く過ごしてくれています。
最初はお互いに距離感がつかめず、息子がツナ氏に怒られることもあり、ツナ氏が怒られてしょぼくれることもあり、そんなことを繰り返しながらいい関係を築いているようです。
息子にはとても甘く、歯磨きなど、大人がやると鼻先ムキムキお怒りモードなのに、息子がやると半目にはなるもののよく耐えていたり…やはりよく遊んでくれる人が大好き、ということなのかもしれません。
息子が叱られるとすっ飛んできて、母ちゃんとの間にムギュと割り込み、もう許してあげて…とじっと見つめます。何かあった時にすっ飛んできて寄り添う姿勢というのも、4歳になってから増えたように思います。

増していくネコ度

猫を飼った経験のある父ちゃん曰く「ボーダーコリーはとても猫っぽい」とのことだそうです。
身体が柔らかいのが特にそう感じる部分だそう。しなりやバネがあり、動きがかなり曲線的です。
伸びたり、気まぐれになでろアピールをしたり、涼しいところを求めて移動したり…この辺はもしかしたら、犬も猫も変わらないのかもしれませんが、今まで見てきた犬よりもネコ度を感じます。(個人の体感です)

スマホも間違えるレベル。ボーニャーコリー爆誕。

お腹を出したり、寝る時間が増えたり、甘え方も穏やかになりました。
全体的に、のんびりリラックスできる時間が増えたからこそ、感じることかもしれません。

「状況が」落ち着いてきた

この記事を読んでくださった皆さんが一番気になっているのは、おそらく「ボーダーコリーはいつになったら落ち着くの?」という点だと思います。
それは不安や心配であったり、あるいは疲れや呆れからくるものかもしれません。

ツナ氏が4歳を迎え、確かに「落ち着いてきた」と言える状況にはなってきました。
それは、いろいろなことが「ハッキリしてきた」からです。

ツナ氏にとっては、危なくないもの、怖くないもの=むやみに吠えなくてもいいもの
私たち家族にとっては、彼がどうしても苦手なもの、避けるべきもの、トラブルの対応の仕方 がハッキリしてきたということです。

結果、落ち着いて過ごせる時間が増えた、ということになります。
ツナ氏が落ち着いてきた、というよりは、家族全体として生活の仕方が落ち着いてきた、と言った方がいいかもしれません。

この記事を読んだ方にとって求めていた答えではないかもしれませんが、参考や助けになれば幸いです。

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