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犬といえば散歩!
毎日のお散歩は、ただ運動するというだけでなく、気分転換やストレス発散といったさまざまな効果をもたらしてくれます。
とくに運動大好きといわれるパワフルな犬種は、しっかりとお散歩をさせることが必須!
エネルギーを発散させることで、甘噛みや無駄吠え、過度の興奮などが減る場合があります。家でお利口さんに過ごすためにも、お散歩は重要な役割を担っているのです。
しかし、諸事情でお散歩が難しい日があるというのも事実。
台風といった悪天候、手術直後、またワクチンプログラムが終わる前の子犬期など、外に出られない日はとても大変ですよね。
そこでおすすめしたいのが、室内で出来る運動のひとつとして注目されている「ノーズワーク」!
やり方やおすすめのアイテム、実際にやってみた感想をまとめてみました。
ノーズワークとは
ノーズワークとはその名の通り、「鼻」、つまり嗅覚を使った遊びです。
お散歩中にあちこち臭いをかぐワンちゃんが多いように、「かぐ」という行為は犬にとって本能的欲求を満たすことに繋がります。
また集中力が必要でエネルギーも消耗するため、屋内遊びにはぴったりなのです。
敷居が低いドッグスポーツ
ノーズワークはにおいのもとになるアイテムを探し当てる遊び。最大の魅力はその敷居の低さです。
指示を出す必要がないのでオスワリやマテができなくても大丈夫ですし、動きがゆっくりのシニア犬や、走ったりすることが難しい障害のあるワンちゃんでもトライできます。
準備も簡単で、最初は隠すためのフードやおやつ、そして空き箱やイスなど、なんでもいいので隠す場所を用意するだけ。
フリスビーやアジリティと違い、やろう!と思った時にスタートできるのが嬉しいですね。
ルールがあり「競技」として開催されているノーズワークもあるので、興味がある方はそちらも見ていただけるといいかと思います。
ノーズワークのやり方
ノーズワークのやり方は簡単です。「隠して探す」、これだけです。
部屋全体を使うような、コンペ向きのノーズワークをやる場合は、ノーズワークだけに使うニオイの強いおやつを用意するといいそうです。
これは、通常のフードやおやつを「勝手に探していいもの」と認識しないようにするためだそう。「この臭いがしたら探していい」というものを用意するというわけです。
ノーズワーク用マットで気軽にチャレンジ
部屋で普通にフードを隠してしまうと、やはり拾い食いや漁り食いの原因になってしまいます。
おすすめはノーズワーク用のマット。「このマットの中のフードは探して食べて良い」というルールです。
競技としてのノーズワークは「マテ」や「サガセ」のコマンドを入れてはいけないことになっていますが、参加する予定がなければマテとサガセを教えてあげるとスムーズに遊べるでしょう
我が家でのやり方は、マットの前でお座りをしてマテをかけます。
見ている前で、何カ所かにフードを隠します。
終われば「ヨシ、サガセ」でスタートです。
探せないなら、最初はわかりやすく
最初は1つだけ隠しておいたのですが、ナンノコッチャと言わんばかりに食いつきが悪く…ここに!隠したからね!ここにもあるよ!!とたっぷりフードをばらまいて、ようやくスタートしてくれました。
慣れたら、見えないところで隠したり、隠す量を減らしていきました。
それでも結局はあちこちに隠して、探している後ろでまたフードを追加で隠して…とエンドレスに遊んでいます。
楽しければよし!
我が家の遊び方は、本来のノーズワークからはだいぶ外れているかもしれませんが、ツナ氏が一生懸命鼻を使ってフードを探しているので、私としては満足です。
長いと30分くらいはエンドレスで遊んでくれます。
マットを使うことで、ご飯をゆっくり食べることにもつながったのも嬉しい結果でした。ツナ氏の朝ごはんは基本的にこれで食べています。
雨の日はロープ遊びとノーズワークマットをメインに、鼻と体をたっぷり使ってもらっています。
フードガードがあるワンちゃんは注意
フードガードの気質があるワンちゃんには向かないことがあります。
マットに対してガードが発生したり、悪化したりする可能性もあるので、そういう場合は様子を見るようにしましょう。
どんなマットがいい?
ノーズワーク用のマットが売っているので、それを使うと簡単に始めることができます。
飼っているワンちゃんの大きさや、用途に応じてサイズを選ぶといいでしょう。
我が家は上で紹介したマットの100×100を使っています。
大きければその分探す範囲も広くなりますが、いろいろ隠す部分を縫い付けてあるため、その分だけかさばります。
また、筒状になっている部分は、大型犬だとうまく取れないといったこともあります。
Lサイズのマットを買ったのですが、一番小さい筒の隠し場所はツナ氏には少々小さかったようで、鼻で押しつぶしながらベロを突っ込んで頑張って取っていました。
あまり取りにくいと部品をひっかいたり、壊して取ろうとしてしまうこともありました。
遊んでもらうというより、早食いを防止したい、ということなら、小さいマットでもOKでしょう。フードボウル代わりですね。
出すのもしまうのも簡単ですが、あまり小さいと簡単にひっくり返してしまうこともありそうです。ツナ氏は上記の大きいマットも、端を口でくわえて器用にひっくり返すことがあります…。それともたたんでいるのか…?
そしてもうひとつのチェックポイントは、洗濯できるかどうか。
フードやおやつを直接隠すため、食べ物の匂いがうつるのはもちろん、ワンちゃんのよだれもべったりくっつきます。
食べ物の匂いがついたままだと、虫が寄ってくる原因にもなりますので、洗濯しやすいかどうかは必ず確認しておきましょう!
ちなみにツナ氏が気に入って探しているのは、モシャモシャエリア。鼻をがっつり潜らせることができるのも嬉しいみたいです。
サイズや形状などをしっかりチェックして、愛犬にぴったりのマットを探してみてください!
ふんふんするのはやっぱり楽しい!
やってみて改めて思いましたが、犬にとって匂いをかぐというのはとても楽しい行為なんですね。
なにより静かに遊んでくれるので、ホッとできるという飼い主さんもいるのではないでしょうか。
ノーズワークは簡単に始められる一方、考え無しに家の中で始めてしまうと変な癖をつけてしまうことも。
ルールや探すものをワンちゃんにしっかりと伝え、お留守番や日常生活に支障が出ないように覚えさせることもポイントになります。
本能も満たされ、同時に心地よい疲労感や達成感を感じることもできるノーズワーク。
雨の日だけでなく、ワンちゃんの生涯を通して、積極的に取り入れて行きたい遊びです!