「手作りケーキなんてむり!!」
考えるまでもなく即答している人はとても多いです。ケーキを作るというと、すごいね~と言われることもあります。
しかしケーキを作る人は、きっとこう思うでしょう。「お店で売れるようなものを作っているわけじゃないし、そんなにすごいことでもないような…?」
そう、実はケーキ作りは難しいものではありません。料理と一緒で、練習や慣れがものをいうだけです。
むしろ、分量や温度、焼き時間が決まっている分、料理よりハードルが低いとさえ思います。
失敗はして当然
初めてのケーキ作り、失敗すると心が折れますよね。
せっかく準備して、レシピを何度も読んで、時間をかけたのに…
その気持ちはごもっとも、当然の悲しみです。
でも、悲しむ前に思い出してください。
「ケーキ作りなんてほとんどやったことないし!!」
それなら失敗して当然。年に1回作るかわからないケーキ作りが失敗するなんて、ある意味当然なのです。
「ぶっつけ本番」は危険
お菓子作りは、料理に比べて「失敗しにくい」ものです。
材料・時間・温度、すべてが決められています。そのため、「この通りにやればできあがる!」と感じる人も多いのがお菓子作り。
慣れている人やセンスのいい人は、一回目でも難なく作ってしまいます。しかし、不慣れな人やぶきっちょさんは話は別。
とくに、オーブンの癖というのはかなり影響します。
上が焦げやすいから、本には書いてないけれどアルミ箔を被せて焼こう。30分と書いてあるけれど、中は生焼けだからうちは40分だ。
そういうことは、何度か焼いてみないとわかりません。
当日に「よーし作ろう!」とぶっつけ本番で挑むのは、かなり危険なことのです。
意味もなくスポンジケーキを焼こう
そこでおすすめなのが、スポンジケーキの練習です。
デコレーションケーキを丸ごと練習しようとすると、お金もかかりますし、消費も大変。カロリーもとんでもないことになります。
ですが、デコレーションを一切しないスポンジケーキだけならなんとかなる場合も多いはずです。
特別な日でなくても、おやつのひとつとしてたまにスポンジケーキを焼いてみましょう。
カットして冷凍もできますし、カステラのようにコーヒーと一緒に食べる時間は至福。クリームが無くたってじゅうぶんおいしいです。
一口大に切って、友達と一緒に食べたり、わけてあげたりしたら喜ばれるかもしれません。
もし固くなりすぎたり失敗してしまったら、グラタン皿で卵と牛乳の液に浸してプディング風にしても。スポンジが甘いので、お砂糖は抜いてくださいね。
練習していると、目分量で作れるようになる
お菓子はキッチリ計量しないと失敗する!とよく聞きますが、必ずしもそうではありません。
固め、やわらかめ、作り方によってレシピも多数存在しますし、1gでもずれたらアウトなわけはないのです。
なので、スポンジケーキも頻繁に作っていると、目分量でできるようになります。
料理と違って失敗するとリカバリーしにくいためあまりやることはありませんが、いつも同じ器具で作っていると「こんなもんかな」と計らないで作れるので、気軽に作れるようになりますよ。
スポンジの練習をしながら幸せなおやつタイムを
デコレーションしないと寂しいような気もしますが、カップケーキやパウンドケーキに比べるとカロリーも控えめの優しいおやつ。
手作りケーキを作ってみたいけれど、失敗が怖くて一歩が踏み出せない…そんな方は、まずはおやつにスポンジケーキを焼く練習をしてみてはいかがでしょうか?